地銀及び信金・信組との付き合いかた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

「銀行の選択」は企業の継続性を高めるために重要なことです。これまで、売上規模に合わせた銀行の選択やこれから10年先の銀行の選択、付き合ってはいけない銀行などの情報をお伝えしてきました。(これらの記事はコチラからご覧いただけます。)

また、別の記事でも銀行の合併・統合があった際の留意点をお伝えしてまいりました。(この情報もコチラからどうぞ)そこで今回は、銀行のタイプ別の付き合い方についてお伝えしていこうと思います。

今回の情報と前回前々回の情報を併せてご覧いただくことで、自社にあった銀行の選択が行えることでしょう。

ベストパートナーはやはり地方銀行

中小企業にとってベストな銀行は地銀です。

年商30億円以上になったときに初めてメガを入れるくらいがちょうどいいのです。地域金融機関としての考え方は、第一地銀、第二地銀、信金信組の順です。年商1億円くらいの個人事業主なら、信金信組と公庫で充分です。

10億円くらいまでなら、地銀からプロパーを引っ張ってきてください。このくらいになると信金だと下支えができなくなるから、地銀のほうがいいです。(小回り、融通が一番効くのは信金ですけれど)

10~30億円くらいの規模の会社なら地銀を核として2行、3行と入れていけばいいでしょう。第一地銀、第二地銀と入れるようにしてください。

このようにアドバイスすると、地銀を複数入れると合併リスクが高まるのではないかと言う方がいます。それもそうなのですが、基本的に第一地銀と第二地銀は合併しませんから、心配しなくていいと思います。第二地銀は広域で合併する可能性はありますが、同じ地域の中での合併はまずないと、いまは思っていていいと思います。

地域によって違うかもしれませんが、たいてい同地域内で第一地銀と第二地銀は仲が悪い。第一地銀で落とされた人が第二地銀に就職しているケースが多く、第一地銀は第二地銀のことをバカにしているし、第二地銀は第一地銀を生意気と思っているでしょうから。棲み分けができています。オンラインも違います。

地銀がこれからどうなるかということは、いろいろな意見が飛び交っています。私は、第一地銀と第二地銀が合併することはないと考えていますが、九州や東北のように広域でホールディングス化するケースもあります。

一方では、一県一行になると言う人もいます。たしかに可能性がないとは言えませんが、それでも第一地銀と第二地銀、それぞれと付き合っていたほうが、いまはいいかと思います。もちろん、旧政府系も入れておくこと。これで合併したとしてもリスクは軽減できるはずです。

規模が小さい所とは少しずつ付き合いを減らしてもいい

信金信組は今後、合併、統合が進むと思っていて間違いありません。

地域で連合体を組んでいくことになると思います。ずいぶんと合併が進んではきていますが、一県の中に3つか4つ、そのくらいにまで合併していくのではないでしょうか。どんどん広域化していくと思います。(大都市圏は別ですが)

特に信組は存在意義を問われています。支店が3つしかない信組とかもありますし。

預金残高1兆円といったメガ信金は残っていくでしょうが、預金残高2000億円とか1000億円を割るような規模の小さい所は、小さい所同士で連合を組んでいくことになるでしょう。信組は脆弱だから県で1つになる方向性なのではないかと私は考えています。

個人事業主から年商1億円の企業なら、信組で充分です。

5億円、10億円、20億円となってきたら第一地銀、第二地銀と入れていく。

その際は、これまで付き合いのあった信金・信組を完済して取引を終了するのではなく、借りるボリュームを次のステージで増やしていくようにすればいいのです。

付き合いを完全になくすのではなく、借りる頻度を落とす。そうすることで自然と「メイン行」が移ってきます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

社長のための財務経営塾

いよいよ返済が始まるコロナ融資。

多くの企業で銀行対策や資金繰りに不安を抱えていらっしゃるようです。

もしあなたも同じような悩みをお抱えなら、下の「コロナ融資の出口戦略」もチェックしてみて下さい。今ならビデオ+レポートで解説しています。


コロナ融資の出口戦略について確認する

SNSでもご購読できます。

ソーシャル

コメントを残す

*

CAPTCHA