
前回は家族が揉めないようにする方法、すなわち、争族対策についてお伝えしました。
そして、家族が揉めないように対策ができれば次、2つ目の対策に移ります。
2つ目の対策、それが相続税の節税対策となります。実は、この節税対策にも「キモ」となるポイントがあるのです。
目次
その1.優遇税制を徹底活用する!
相続税対策の1つ目は「相続税の優遇税制のメリット」を徹底活用することです。
これはいろんな制度があります。代表的なのは、生前の贈与です。この贈与でいうと、有名なところで教育資金の一括贈与が流行しました。
私の個人的な意見では、この教育資金の一括贈与はあまりお勧めはしませんが・・・(理由については別の機会でお伝えします。)
現金をお墓まで持っていくと税金がもの凄くかかるのであれば、税金のかからない、または低い税率で先に子や孫に渡しておく、ということです。
また、生命保険を使った税金を抑える方法や、不動産という手段があります。この辺もまた別の機会に具体事例で詳しくお伝えしようと思います。
その2.相続財産を圧縮する
財産を圧縮するとは、どういうことでしょうか?これは、資産の評価減のことを指します。
具体的には、本来は1億円と見なされる財産を、ある条件を満たせばその半分でいいよといったり、2割でいいよ、といった具合に、様々な制度があります。
この辺りは不動産に多く、「小規模宅地の特例」や「賃貸住宅経営」などが代表例となります。
相続対策はこの3つのを使いこなせ!
まとめると、相続税対策は「生前贈与」、「生命保険」、「不動産」この3つがキーワードになります。この3つを上手に使いこなすことが、大事になってくるのです。
具体的にどのような相続税対策ができるのかというのは、別の機会に「具体事例」としてご紹介したいと思います。