
M&Aについてはとかく、従業員の処遇について質問をお請けすることが多いです。
今回はそんなM&Aについてよくある質問をご紹介します。
目次
M&A後の従業員の処遇はどうなる!?
テレビやマスコミではたいてい、従業員が辞めていくと聞きます。
これは実際に社長も、会計事務所や銀行などからもよく聞かれることですが、中小企業のM&Aは基本、継続雇用になります。
むしろ条件に関しては、良くなることもあります。
なぜか?中小企業同士のM&Aは、買う側からすると買った会社が元気に働いてくれないと意味がないからです。
中小企業のほとんどが従業員は10名から20名がほとんど。そこで従業員がやる気を出してもらえなかったら意味がないし、上手くいきません。
なのでやる気を出してもらうためにできることをやる!が基本となります。
そうなると継続雇用は当たり前だし、やる気を出してもらうためにできることは何でもやる!が基本路線となってくるのです。
個人保証はどうなる!?
中小企業の経営者はほとんどが連帯保証に入っていますが、この連帯保証債務はすべて除外されます。
M&Aを行った後に、買った会社が肩代わりすることになります。
元オーナーは会社に残るのか?
これについてはケースバイケースです。
まだまだ自分自身も会社の発展に寄与していきたい!という想いを抱いているのであれば、それを認めてくれる会社を探すことになります。
逆に、高齢で出来るだけ早く退きたい!という場合であれば、引き継ぎだけはしていただくことになります。
引き継ぎの期間もおおよそ3か月~1年もかからないことが多いです。