立場で変わる決算書

銀行員に決算書を渡し、目の前でパラパラと中身を見られていると、まるで丸裸にでもされたかのような気持ちになるものです。

なぜなら、彼らはその短時間のうちに自社の財務内容をすべて把握しているかのように見えるからです。そしてその場である程度の評価を下しているかのように思われることでしょう。

しかしこれらは全て杞憂です。なぜなら彼らは本当の意味で決算書を読むことができないからです。

どういうことでしょうか?気になる方は続きをご覧ください。

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融資の締め時、緩め時

バブルの頃、銀行がジャブジャブお金を貸しまくっていたのは周知の事実です。担保価値のないような不動産、僻地であったり崖っぷちの土地であったりしても、ジャブジャブ融資をしていました。

いまでも、内容のいい会社に対してはジャブジャブです。平成15年3月に日経平均が底打ちして、そこからまた右肩上がりのプチバブル。そのときメガバンクは「ビジネスローン」という商品を作って、またもやジャブジャブ貸し込みました。

ジャブジャブ貸してもらえるから、経営もおかしくなってしまいます

コロナ融資も似たようなものです。業績は回復していないのに手元に現金があるため、変に安心してしまっている・・・何も問題は解決していないのに・・・です。

今後、銀行は融資の蛇口を締めるのか?それとも緩めるのか?その判断は?タイミングは?今回はこの融資の締め時、緩め時についてお伝えしていこうと思います。

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地銀及び信金・信組との付き合いかた

「銀行の選択」は企業の継続性を高めるために重要なことです。これまで、売上規模に合わせた銀行の選択やこれから10年先の銀行の選択、付き合ってはいけない銀行などの情報をお伝えしてきました。(これらの記事はコチラからご覧いただけます。)

また、別の記事でも銀行の合併・統合があった際の留意点をお伝えしてまいりました。(この情報もコチラからどうぞ)そこで今回は、銀行のタイプ別の付き合い方についてお伝えしていこうと思います。

今回の情報と前回前々回の情報を併せてご覧いただくことで、自社にあった銀行の選択が行えることでしょう。

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融資申込後に連絡がない場合の対応

銀行へ融資を申し込んだけど、1カ月たっても連絡がない・・・

これ、珍しいことではありません。

時間だけが経過し、あと2週間もすれば手形の決済がある・・・この時あなたなら、どのような対応を取りますか?

これらは「融資のプロセス」を理解すれば解決できるものです。

気になる方は続きをご覧ください。

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銀行は「選ばれる」ではなく「選ぶ」

いままでは銀行が企業を「選ぶ」、企業は銀行から「選ばれる」ということが普通でした。

ただ、考えてみてください。本来銀行取引というのは、企業にとっては商品の仕入と同じです。 例えば支払条件、売る側から考えてみたら100%現金ですぐに払ってくれるところと行き合いたいですよね。銀行も同じです。

会社の業績が良く、利益もしっかり出ていて、なおかつ貸出残高が減っているような状態であれば、銀行から頭を下げて取引して「くれる」。こう言った考え方が当たり前「だった」のです。 銀行から「選ばれる」、銀行が「選ぶ」のが当たり前だでした。

ですが、業績が良い企業であればこの考え方は即座に捨てるべきです。(前回の記事、「銀行の選択とは!?」も併せてご覧いただくとより理解が深まります。)

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銀行の選択とは!?

これから先、銀行の選択は企業の継続性を高めるために重要です。自社の売上規模に応じた銀行を選ぶことはもちろん、金利で選択するのもどちらかというと反対です。

また現在付き合いのある銀行が合併・統合……こんなことが起きるとどんな飛び火があるかわかりません。できれば安全な銀行とお付き合いいただきたいものです。そこで銀行の安全性を見る際の物差し、そして正しい銀行の選択の見極め方についてをお伝えしていきます。

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決算書は誰のためにあるのか?

そもそも論になりますが、決算書は何のためにあるのか……。私は社長のためにあると思っています。

本来ならば、まず総資産と売上高の関係を確認します。1年間で何回転したかということです。 総資産の金額が減って売上高が増えれば効率の良い経営をしていることになります。

次は流動資産の合計と固定資産の合計の割合を見ていきます。固定資産の割合が増えているということは金回りが悪いという評価になります。

総資産が減って流動資産の割合が増えて純資産と言われている利益の積み増しが増える、借入金が減っていくのが形のいい決算書です。

でも銀行の場合はパーツパーツで見ていきます。全体観で見ないのです。

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資金トレースで銀行を攻略する

銀行用語で「資金トレース」という言葉があります。トレースを英語にすると「trace」。「写す」「跡」などの意味があります。

銀行用語での資金トレースとは、融資で出た資金の流れを追い、融資申込み時の資金の使い道(これを資金使途と言います)どおりに資金が使われているかを確認するとともに、出した資金がなるべく自分の銀行内にとどまるように銀行が企業へ交渉することを言います。

資金トレースの目的は次の2つがあります。

1.資金使途どおり使われているかを確認

2.自分の銀行内にとどまるように銀行が企業へ交渉する

それぞれを見てみましょう。

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粉飾はこのようにしてバレる

決算書は融資の可否につながる重要な書類。このことは社長でなくとも当然のように世間にも知れ渡っています。

だからこそ、決算書の内容をよく見せるためにあれこれと工夫を凝らす方も一部存在しますし、一部報道であったように大企業ですら行っていたのも事実です。

この粉飾、どのようにして疑いをもたれ、そしてバレていくのか?お伝えしていきます。

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