生前贈与の具体事例

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「必ずしも非課税の枠に捕らわれない」。これは生前贈与を行うときにとても大事なことです。

例えば、次の例では・・・。

80歳のお母さんの事例

財産が3億円程で子供は2人。そのうち現金が2億円。このまま相続を迎えると相続税が69,00万円近くかかってしまう中、1億円ほど贈与できたらいいなと思っています。

しかし年齢も80歳。あと10年は頑張れるかなと思われている中で、110万ずつ贈与しても、結果何年できるのか?ということが課題になることがあります。

この場合、110万円以上の額で贈与を行うことが大事です。結構誤解されてる方が多いのですが、贈与は110万でなければいけないということはありません。

200万円でも300万円でもいいんです。贈与を受けた人が110万円以上もらったら、飛び越えた部分はちゃんと納税すればいいだけなのです。

大事なことは、相続税と贈与税を比較して、贈与税を支払ってでも相続税を大幅に圧縮できるのであれば、110万円の非課税枠にとらわれることなく贈与を行うということなのです。

また、相続の発生までの時間というのは、人それぞれですが、限りがあります。なので少しでも早い時点からスタートしてくことが大事だということがいえます。

贈与税は消費税よりも安い!?

下の表は贈与税とはどの程度かかるのか?というものです。

贈与税税率表

 

例えば、110万円贈与したら贈与税は幾らかと言うとゼロですよね。

では110万円を超えて、例えば300万贈与したとしましょう。300万円の贈与を受けたら幾ら税金を払うのかと言うと・・・

基礎控除後の課税価格 300万円 - 110万円 = 190万円

贈与税額の計算 190万円 × 10% = 19万円

ここからわかるように、実際に300万円に対して支払う贈与税は6%程度なわけです。これ、実は今の消費税よりも安いんですね。

なので現金の資産が非常に多い方なんかは、300万円、400万円の贈与というのはどんどんやっていくべきなのです。

では次に、500万円の贈与を行ったとします。「ちょっとペースを上げて500万ずつ贈与しよう」。

さらに贈与をする相手が、直系尊属、いわゆる子や孫、縦の子孫に贈与する場合です。

この場合、実は上の図の通り本来は20%の税率から15%の税率へと今回の税制改正で贈与税が緩和されています。それがどんなものかと言うと、

基礎控除後の課税価格 500万円 - 110万円 = 390万円

贈与税額の計算 390万円 × 15% - 10万円 = 48.5万円

約49万円ですから、500万円に対して支払う贈与税は9.8%、なんと10%かからないのです。

毎年500万ずつの贈与というのは結構大きい金額を動かしているようみ感じても、実際に贈与税は10%もかからないのです。

まとめると、どの程度の金額を贈与していくのか?ということは、財産の全体像から考えていくべきということが言えるのではないのでしょうか。

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