相続は誰に相談したらいいのか?

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「相続の問題だったら誰に相談しますか?」と聞くと、多くの方が、「相談は弁護士さん」、「税理士さん」「司法書士さん」、いろんな意見あります。

私がインタビューすると、「税理士さん」と答える方が一番多いです。 例えば税理士さんの話ししてみましょう。

目次

「相続の相談」というと一番人気の税理士の先生、果たして。。。

税理士の先生が相続における仕事というと、相続税の申告をしてくれます。

では、平成25年度のデータですが、日本全体で1年間亡くなった人の中から、相続税の申告があった件数というのが、54,450件でざっと5万件ほど申告が行われています。

これに対し、税理士の先生と呼ばれる方は、全国にいったい何人いるんでしょうか?これは平成27年度のデータですけども、約7万5千人です。

そうすると、です。非常にざっくりですが、1年間で日本中で5万件申告があり、その申告をできる先生が7万人いらっしゃいます。

先生方に均等に相続税の申告の依頼があるとしたら、1人1件もやったことがないという計算になります。

実際に税理士の先生で、相続税専門的にやってらっしゃる方もいらっしゃいます。

そうすると、よほど「相続専門の」と言っていないと、「相続税というのはあまり申告やったことがない・・・」という先生がいらっしゃるという事実が見えてきます。

専門家に頼む?素人に頼む?

もっと簡単に言うと、例えば、「ああ、お腹痛いな」と思い、「ああ、まずいな、こりゃ病院行かないと」。あなたの自宅の目の前にたまたま病院があります。一番近くの病院に行こう、行ったとします。

「先生、お腹痛いんです」、「うち、歯医者ですけど。だから隣の内科行ってください」。だったらまだいいかもしれません。

でも・・・「先生、お腹痛いんです」「うちは歯医者ですけど。まあ、いいや。取りあえず診ましょう。じゃあ、」と言われたら怖くないですか?「何の治療されるんだろう」、と。

相続のことを税理士の先生に相談に行った時に、よく先生のことを見ていかないと、こんなことが起こっていたりもしているのが現実です。

何事にも専門性があるということ

私が申し上げたいのは、「税理士先生はだめですよ」ということでは決してございません。そうではなくて、相続の先生にも、お医者さんと同じように専門があるというということ。

なので、相続専門の税理士の先生をお訪ねすることをお勧めしています。では、今は「相続税を相談するなら、相続専門の税理士さんがいいですよ」というお話しで、必ずしも、税理士の先生が相続に強くはないということです。。

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